医薬生活衛生局（全旅連等）感染防止説明・研修事例

平成28年9月15日（木）に、厚生労働省 医薬・生活衛生局 生活衛生・食品安全部 生活衛生課（元健康局生活衛生課）へ、平成27年3月31日に改訂通知された、「循環式浴槽におけるレジオネラ症防止対策マニュアル」について確認しました。
国のマニュアルとしては塩素以外の殺菌方法も可能な内容ですが、都道府県の対応はまちまちです。
・以前より殺菌方法が条例で塩素を基本となっており従来通り
・以前より条例で塩素以外の殺菌方法も可能
・条例には殺菌方法は明記していないが、国の指針（マニュアル）に従っており、改訂を受けそれに従う

連日厳しい暑さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

　東京都知事選も終わり、東京オリンピックへ向け外国人誘致のため、整備も推進されていますが、とある温泉のある町より完オゾについて問合せ，相談がありました。

　温泉成分が塩素と反応し、皮膚の敏感な外国人が温泉に入浴すると肌が荒れるそうです。

　日本人でもアトピーや皮膚が敏感な利用者に影響があるため、塩素以外の殺菌方法を探し、完オゾ殺菌へ問合せ頂きました。

　昨年度末、平成27年3月31日に厚生労働省健康局生活衛生課 より、「循環式浴槽におけるレジオネラ症防止対策マニュアル」の改訂があり、適切な衛生措置を行えば塩素以外の殺菌方法も可能となった事も背景にあるようです。

　いくつかの都道府県でこの改訂についてリサーチを行い、現在、北海道・青森・岩手・秋田等では、公衆浴場の完オゾ殺菌可能との回答を頂いています。

　我々も、外国人にも安心して日本の温泉を楽しんで頂けるよう、完オゾを啓発，普及していく機会だど考えています。

　改訂前：温泉の泉質等のため、塩素消毒ができない場合には、オゾン殺菌または紫外線殺菌により消毒を行うこと。この場 合、温泉の泉質等に影響を与えない範囲で、塩素消毒を併用することが望ましいこと。

　改訂後：塩素系薬剤が使用できる浴槽水であっても、併せて適切な衛生措置を行うのであ れば、塩素系薬剤以外の消毒方法を使用できること。

　健康局マニュアル変更
◆「循環式浴槽におけるレジオネラ症防止対策マニュアル」について（平成27年3月31日）【厚生労働省健康局生活衛生課】
8Ｐ 改定案 ２）（１）
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000085123.pdf

既設の塩素ろ過機、特殊浴槽を完オゾシステムへ入れ換えまたは後付けにより、省エネ効果達成で、経済産業省より事業費の1/3の補助。対象は法人格の団体。
＜http://kanozo.jp/H26.10.4kanozo-syoene.pdf＞

平成26年5月 東京ディズニーシー ホテルミラコスタでノロウイルス集団感染発生するが、市川市保健所より食中毒では無いと発表し処分はなし。
＜http://www.sankei.com/affairs/news/140508/afr1405080010-n1.html＞

一方、長野県上田市菅平の旅館でノロウイルス集団感染のケースでは、食材からはノロウイルスが検出されず外部からの持ち込みと推測されるが、上田市保健所から旅館へ対し、3日間の営業停止処分があり、それに対し菅平旅館組合から保健所へ質問を提出し回答求めるが、未だに回答はない模様。
＜http://kanozo.jp/h26.9.26sugadaira-norojirei.pdf＞

全国の公衆浴場担当者所属課（生活衛生課，薬務衛生課等）の環境衛生担当者で、北海道・東北、関東・甲信越，東海・北陸、近畿、中国、四国、九州の各ブロックで行われる会へ向け、ノロウイルス浴槽（水系）感染について情報提供を行いました。
＜http://kanozo.jp/h26.10.4kankyo-burokku.pdf＞

平成２６年６月４日

日　時：平成25 年11 月20 日( 水)
場　所：ホテルセントパレス倉吉

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＜http://www.terao-kochi.co.jp/pdf/zenryoren91.pdf＞