浴槽水オゾン消毒殺菌システム「セラゾン」トッピックス

老人福祉施設「さわやかホーム」

既設の塩素ろ過機3台へ完オゾの環境・感染対策について

* 平成10年5月老人保健施設・介護老人福祉施設・ディサービスセンター等を、風光明媚な津田の松原の近隣へ開設しました。
平成15年厚生労働省から「レジオネラ指針が」通知され、レジオネラ菌やノロウイルス等の入浴感染の心配と浴槽水の塩素管理の煩雑さから開放されたいと思い、また施設排水が瀬戸内海へ注いでおり、環境保全の為もあり、平成17年8月に老健、特養、デイサービスの3箇所の既設の塩素ろ過機器へ追加改修工事をして、完オゾ型オゾン装置を3基導入しました。
その後昨年までは、定期的に浴槽水の水質検査をしましたが、レジオネラ、大腸菌群等はいずれもゼロで浴槽清掃直前の濁度も1度以下です。このように浴槽水はきれいですから、排水として海・河川へ流す際も環境を汚染する心配もなく安心して利用しています。飲料水レベルの水質がオゾンの効果で長期間保たれるので、週1回の水の入れ換えでも十分きれいで安全ですから、浴槽水の入れ換えは、もう少し長期間にしても循環利用できるのではないかと思っています。
ただ、昨年は、3つの浴槽のうち一つの浴槽水からレジオネラ菌が検出されました。この原因は、県の指導で気泡浴装置を使ってはいけないということで、それを使わないままにしていたことから、その装置の残留水からレジオネラ菌が発生したと思われます。今は、入浴終了後、気泡装置を運転して、残留水もオゾン+塩素で殺菌していますので、レジオネラ菌は検出されていません。完オゾ型オゾン装置であれば、気泡もジェツトも安心して利用出来ると思っています。
香川県では、医療・社会福祉施設へ、公衆浴場と同じく保健所から週1回以上の浴槽水の入れ換えを指導されていますが、北海道では、3ヶ月以上、高知県や福島県では医療・社会福祉施設は浴槽水を長期間入れ換えしなくても水質が安全に管理されていれば問題ない、ということですので当県でもそうなってほしいと思っています。
そうなれば、大量の湯を1週間毎に捨てなくてよくなりますから、この地球温暖化の時代で省エネが重要視される中、水道・光熱費(灯油)の節約、CO2の削減、浴槽清掃労力の節約になり、その分介護サービスの向上に資することができると思っています。また、今般、東日本震災では、多くの高齢者福祉施設が被災されましたが、当地域の災害時には、当施設利用者のみならず、地域の方々への完オゾ入浴の有効活用を推進したく思っています。
平成17年6月既設の塩素ろ過機へセラゾン・ミニ3基追加工事(6年使用)

社会福祉法人 津田福祉会 介護老人福祉施設 さわやかホーム 施設長 福光 優
〒769-2401 香川県さぬき市津田町津田2207  TEL:0879-42-1160