当施設は、社会福祉法人上伊那福祉協会の特養ホームの1施設として、当時は、6人部屋が主流の時代に快適な施設運営めざし、ユニットケアーや感染防止・環境保全を考慮したモデルとして、日本財団の助成支援で平成10年11月に開設されました。
特に、施設が天竜川の流域にあり、施設排水が下流域の方々への飲料・生活用水としての影響が大きくまた、社会問題化していたレジオネラ菌の浴槽感染対策で完オゾ「セラゾン」を導入しました。
その後、上伊那福祉協会の他施設も完オゾ導入を行ったので、完オゾ殺菌は、塩素の殺菌力が約10倍と言われ、余剰オゾンを酸素にして処理する為、環境にも優しいことから、上伊那福祉協会から平成15年「非塩素完オゾ推進特区」の申請協議をして頂きました。
現在、「レジオネラ指針」の条例の関係で、完オゾ機器への影響を考慮して最少の塩素管理を行っており、現在、導入後、13年間稼動していますが、年2回の定期メンテナンス・浴槽水定期検査で、月1回の換水で、浴槽処理能力25トン/Hの為、環境対策・浴槽感染浄化対策・大幅ランニグコスト<水道・光熱費>削減として稼動しています。
今後、地域保健所とも更なる連携を行い、地震等災害時にはレジオネラ菌、ノロウイスル等浴槽感染防止PL保険摘要になっており、公衆浴場的使用についても検討して参りたく存じます。
Skypeによる遠隔管理(施工施設での実施映像) |
<浴槽水オゾン濃度測定デモの様子>
施設による完オゾ自主管理の一環として、浴槽のオゾン濃度を管理するための簡易型溶存オゾン濃度測定器のデモを行いました。 |
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佐々木司施設長 |
(社福)上伊那福祉協会 特別養護老人ホーム越百園
399-3705長野県上伊那郡飯島町七久保1338-1
電話0265-89-1222ファx0265-89-1223
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